【セミナーレポート】英語教育の動向から見る新しい講座設計とは

  • COLUMN

 

2024年5月30日、「英語教育の動向から見る新しい講座設計」セミナーをオンラインで開催いたしました。
その内容の一部をご紹介いたします。本セミナーでは「学習指導要領」「総合型選抜」「大学入学共通テスト」「英検(R)」という4つのポイントから、英語教育の動向について解説しました。

 

【学習指導要領の改訂】
小学校では令和2年度、中学校では令和3年度から学習指導要領の改訂が実施されました。これまでよりさらにコミュニケーションを重視した内容となり、その影響で変化した授業や定期テストの内容について、小学生/中学生に分けて解説しました。

>小学生
コミュニケーションを行う「目的」や「場面」を整理して、その背景にある「文化を理解する」ところまで授業では踏み込みます。

 

>中学生
定期テストで「複数の技能が求められる問題」や「初見問題」が増加し、単純な文法知識を問われるだけではない傾向となっています。

 

>まとめ
小学生・中学生ともに「発信力」と「対話力」が求められ、それを支える「即興力」を身につけることが課題となっています。そのため、日々の英語学習では「即興力」を鍛えるトレーニングが効果的です。

 
 
 

【総合型選抜の概要と動向】
大学入試についても解説しました。
現役志向の強まりや受験生の減少など様々な理由から、大学は総合型選抜による「早期入学者の確保」を重視していることが実際のデータからも窺えます。

 

一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜など大学入試の形態が複雑化しており、一人ひとりの受験方法も多様化しています。
いずれの場合でも、高1からの土台作りが大切であることは引き続き変わりません。
セミナー内では、いくつかの具体的な例にあげて総合型選抜についてご紹介しました。

 

>大学入学共通テスト
大学入学共通テストの英語リーディングでは、語数が増加傾向にあるものの、得点分布も正規分布に近づいたため、全体の難易度は年度による差が無くなってきています。

 

>英検(R)
大学入試において外部検定利用が可能な大学は増加傾向にあり、そのなかでも英検(R)の利用が90%以上を占めています。英検(R)の上位級取得は大学入試において有利に働くため、戦略的に受検を進めるべきと考えております。

 
 
 

【全体まとめ】
指導要領の改訂/定期テストの変化/大学入学共通テストの単語量増加/早期英検取得の重要性などから、現在の英語学習は「複数の技能を身につけるための学習」が求められています。

最後に、「音声学習を中心とする英語学習」という観点から、弊社オンライン英会話シリーズを用いた授業設計についてご紹介しました。

資料請求・デモ見学・説明会のお問い合わせ

03-6902-1151

対応時間 11:00 ~ 17:00 (土日祝日を除く)